【HIFUとは】治療のメカニズムと効果
【HIFUとは】
HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasound(=高密度焦点式超音波治療法)の略称です。
超音波で目的の場所をピンポイントに加熱し、リフトアップや小顔効果が期待できる治療法です。
リフトアップにおいて、外科手術でしかアプローチできなかった、SMAS(筋膜)を加熱することができ、高いリフトアップ効果が得られます。
たるみの原因となっているSMAS(筋膜)とは、通常のレーザーやラジオ波(高周波)では届かない深い層(筋肉と脂肪の間)に位置しているコラーゲンでできた膜の事を言います。
また、それ以外の脂肪層・真皮層も同時に加熱することで、引き締めによる小顔効果・ハリ弾力のアップなどの効果も見込めます。
美容皮膚科において、今では殆どのクリニックが導入しているほど人気の治療です。
お顔への治療や、ボディ用HIFUなどもありますが
今回はお顔のHIFUについて説明を続けさせて頂きます。
先程、筋膜・脂肪層・真皮層に熱を加えることができるとお伝えしましたが、では実際お肌のどの層なのか?
HIFU治療では、ターゲットの深さに合わせてカートリッジを交換し、施術していきます。
- 4.5mmの深さでは、たるみの原因となっているSMAS(筋膜)を加熱することができます。
- 筋膜の上には脂肪が乗っているので土台ごと引き上げます。また、引き上がることによりシワの改善にも効果的です。効果の出方はポニーテールをしたようなイメージです。
- 3.0mmの深さでは、真皮深層~脂肪層を加熱することができます。脂肪が熱により引き締まることで、小顔効果・ハリ感のUPが期待できます。
- 2.0mm(1.5mm)の深さではコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、ハリ弾力を司る部分である真皮層に熱を加え、ダメージを与える事で修復による再生力を高めコラーゲン生成(弾力UP、ハリ感のUP)が期待できます。
HIFUは超音波を点状に加熱し熱傷させるので、ダメージを受けた組織の周りには正常な組織が残ります。
そのため正常な組織が傷を治そうとするスピードが早く、コラーゲンの修復を促進します。
【効果の持続】
効果が現れるのは約1〜2週間後以降、効果のピークは1〜2ヶ月後、持続は3〜6ヶ月となります。
大事なご予定がある場合は、ピーク期間に合わせて1〜2ヶ月前にお施術を受けられる事をお勧めしております。
※年齢や照射数、パワーにより多少の変動あり。
【副作用】
皮膚表面にはダメージが加わらないため、皮膚表面に傷ができることはありません。
直後は稀に赤み、筋肉痛のような痛み、むくみ程度の腫れ、小さなしこりのようなものが出来ることがあります。
症状が出た場合、赤みは当日中(数時間)、それ以外の症状も1週間以内に徐々に軽減していきます。
【施術後の過ごし方】
お肌の奥に熱がこもっている状態にあるため
当日は入浴や激しいスポーツ、サウナなどお身体を温める事は避けて頂いております。
また、お顔のマッサージは1週間避けて頂いております。
洗顔やメイクは直後から可能なので、ご予定を気にせずお施術を受けて頂けます。
よく読まれている記事
カテゴリー
新着記事