得意な施術

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2022.09.12 250pv

#つねゆのハイフ。圧倒的な症例数と知識で一人ひとりに合わせた緻密な施術

つねゆ

――これまでのご経験と、現在のお仕事について教えてください。

新卒で総合病院に就職し、CCUという心臓疾患専門の集中治療室と手術室の看護師として、合計5年ほど働きました。

総合病院を退職して大手美容外科に転職し、そこからずっと美容医療に携わっています。外科・皮膚科のあった大手美容外科では、外科の業務を主に、ハイフやフォトフェイシャルなど皮膚科の施術も担当しました。約5年勤める中で、外科のナース主任も経験しています。

現在は、大阪・京都・東京の美容クリニックで、ハイフを中心とした美容施術を行っています。勤務しているのは、院の立ち上げから関わったLa Clinique Osaka(ラクリニック大阪/大阪市)、じんないクリニック(茨木市)、S clinic Kyoto(京都市)、LIANクリニック(表参道)の4院です。

また、美容ナースの仕事と並行し、ピラティスのインストラクターとしても活動しています。インストラクターになろうと思ったのは、美容クリニックで働く中で、美と健康を長期的に維持するためには運動が不可欠だと感じたから。患者様を運動面からもサポートもできたらとインストラクター資格を取得しました。

 現在は、大阪市にあるmAst-pilates Studioで、週1回ほどのペースでピラティスのレッスンを開講しています。スタジオには、クリニックの患者様だけでなく、先生やスタッフも通ってくれています。

 ――つねゆさんは、なぜ美容医療の道に進んだのでしょうか?

新卒から働いた総合病院を辞めて転職活動をしていた時は、絶対に美容ナースになりたいと思っていたわけではなかったんです。美容クリニック以外の病院も含めて転職先を探していました。

でも、美容ナースになる前から埋没やボトックスを受けていたり、メイクが好きだったりと、美容にはもともと興味がありました。転職エージェントの方に美容にも興味があるとお話ししたところ、美容クリニックも検討したらどうかと提案されました。 

当時は、美容ナースになることが、今ほど一般的ではなかった時代です。母も看護師なのですが、ずっと病院で働いてきた母にとって、娘が美容クリニックに転職することは少し心配だったようです。でも、せっかく働ける機会をいただいたし、新たなフィールドで頑張りたいと思ったので、転職することに決めました。

――最も得意とする施術は何でしょうか?

今いただいているご予約の約半分がハイフです。ただ、初めからハイフに注力していたわけではなくて。

 ハイフは、施術直後のビフォーアフターの差がわかりやすいので、よくSNSに施術事例をアップしていたんです。すると、SNSをご覧になって、ハイフ希望で来院される方が徐々に増えてきました。ハイフのご予約が増えるにつれて自分でもハイフを極めたいと思うようになり、学会へ医師の話を聞きに行ったりもしました。

SNSや口コミで私のことを知ってくださる方も多くなり、今は1カ月に40~50件のハイフのご予約を承っています。1日に7~8件ハイフを施術することもあり、これまで経験した症例数はかなり多いほうだと自負しています。 

ハイフは、解剖生理学などの知識に加え、経験がものを言う治療だと思っています。安全に最大限の効果を出すには、皮膚の厚みや肌質によって機械の出力や照射方法を細かく調節する必要があります。さまざまなタイプの患者様を担当してきた経験を生かし、一人ひとりにとってベストな施術を提供できるよう、力を尽くしています。 

――ハイフの施術で心掛けていることはありますか?

技術はもちろんのこと、患者様への接し方も重要だと思っています。ハイフは、直後から変化が現れやすい施術ですが、シミ治療やアートメイクのように、ぱっと見てわかるほどの明らかな変化があるわけではありません。

「こんなに変化した!」と実感してもらえたほうが、患者様の満足度も向上するはず。どの部分にどう効果が出たのかを患者様に理解していただけるよう、女性心理も踏まえ、説明するときの言葉選びや、ビフォーアフターの写真の撮り方も工夫しています。

 美容医療×ピラティスのトータルサロンを作るのが夢 

――施術で意識していることは?

今はハイフが圧倒的に多いのですが、一種類の治療に特化したナースというより、その時の患者様にとってベストな治療を提案できる、かかりつけのような存在でいたいと思っています。

当然、ハイフでは対応できない悩みもあります。一つの治療だけで理想をかなえられる方はめったにいません。多くの方は、他の治療やホームケアを組み合わせることでより美しくなれます。 

自分が同じ悩みを抱えていたらどうするかを考え、例えば「夏が終わってシミが目立ってきたから今月はレーザーをやりましょうか」とか、「そろそろたるみが気になってきたから次はハイフですね」などとアドバイスしています。 

私のことを信頼して来てくださっている患者様には、私が今持っている知識は全てお伝えしてあげたいんです。「肌のことはつねゆさんにお任せしておけば間違いない」と思っていただけたらうれしいですね。

――美容業界への思いは?

看護師が自分のことをどれだけ真剣に考えて接してくれているのかは、患者様に伝わるものだと思っています。

 もちろん、自分が働いているクリニックの方針から逸脱せずに働くことが悪いとは言いません。ですが、言われたことだけをやるのではなく、プラスでアドバイスや提案ができる人と、できない人の差は大きいでしょう。

目の前にいる患者様をどこまできれいにできるのか。そこに真剣になれる美容ナースが一人でも増えたらいいですね。ナースだけでなく、医師やカウンセラーなど患者様と関わる全員がそういう思いを持っていたら、美容業界へのイメージもどんどん良くなっていくはずです。

――今後のビジョンをお聞かせください。

先ほどもお話ししたように、美容ナースとピラティスインストラクターの二つの仕事を持っています。将来は、ピラティススタジオに美容クリニックを併設し、トータルサロンのような複合施設をオープンするのが夢です。レッスンを行っているピラティススタジオのオーナーと一緒に実現できたらいいねと話しています。 

クリニックのお客様がピラティスのレッスンを受けに来てくださることも多いので、美容医療と運動の両面から皆さんをサポートしていける場所を作りたいです。

取材・文/小原らいむ